HPVワクチンの公費キャッチアップ接種が2025年3月で終了します
- 2024年4月28日
- 婦人科がんに関すること,ワクチンに関すること,子宮頸がん関すること
子宮頸がん予防ワクチンである「HPVワクチン」の公費でのキャッチアップ接種(無料接種)が、2025年3月末で終了します。
HPVワクチンは6カ月間に3回接種しなければならず、2025年3月末に3回目の接種を終らせるためには、1回目の接種を2024年9月末までに行う必要があります。
対象となるのは、1997年度生まれ~2007年度生まれ(現在17歳~27歳)の女性で、HPVワクチンの接種が終っていない方です。当院は横浜市の指定医療機関ですので、横浜市に住む17歳~27歳の女性は、無料で接種することができます。
HPVワクチンは子宮頸がんの約9割を予防できることが科学的に証明されています。
同時に前がん病変である子宮頸部異形成(CIN)や外陰がん・腟がん、外陰や腟の異形成、更には尖圭コンジローマを予防することができます。
まだ接種していない方は、お早めにご来院ください。
文責 小宮山慎一
こみやまレディースクリニックあざみ野副院長
東邦大学医学部産科婦人科学准教授
慶應義塾大学医学部産婦人科学客員准教授