小陰唇の悩み・小陰唇肥大・小陰唇縮小・婦人科形成|こみやまレディースクリニックあざみ野|青葉区・女性医師の産婦人科

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コラム

小陰唇の悩み・小陰唇肥大・小陰唇縮小・婦人科形成|こみやまレディースクリニックあざみ野|青葉区・女性医師の産婦人科

小陰唇の悩み・小陰唇肥大・小陰唇縮小・婦人科形成

女性のデリケートゾーンのお悩みの中で、陰部の形、特に「小陰唇」についてのお悩みが多く見受けられます。小陰唇のお悩みとその治療について述べます。

小陰唇とは?

小陰唇(しょういんしん)とは、腟の入口(出口)の左右にある「ヒダ」のことを言い、通称「びらびら」とも呼ばれています。その役割は、腟や尿道を保護することです。小陰唇の大きさ、形、色は人によって異なり、個人差が大きいものです。そのため、多少の左右差があっても、多少大きくても、また色が浅黒くても、気にしすぎる必要はありません。

小陰唇肥大とは?

しかし小陰唇は時にかなり大きくなったり、伸びることがあり、これを「小陰唇肥大」と呼びます。小陰唇肥大の原因は、摩擦などによる物理的刺激、加齢、エストロゲンの影響などが考えられますが、明確な理由は不明です(先天的なこともしばしばあります)。ごくまれに細菌感染による炎症により小陰唇が腫れることがあります。一般に小陰唇肥大は、左右で異なる場合が多く、片側が目立つようになります。

小陰唇肥大による症状

小陰唇肥大は病気ではないことが多いので、放置していても問題とならない場合がほとんどですが、以下のような症状が出てきた場合、特にデリケートゾーンの痛みや違和感がある場合は、日常生活への影響を考慮して治療を選択します。

・下着や衣服がこすれて痛い
・自転車に乗ったときに痛い
・座ったときに痛い
・違和感が強い
・下着が汚れる
・かゆみや匂いが気になる
・排尿しにくい

さらに以下のように見た目が(審美的に)気になりだすと、精神的ストレスやコンプレックスになります。その場合も治療を考慮します。

・下着からはみ出てしまう
・左右差が大きい
・温泉や銭湯で気になる
・パートナーから指摘された
・性交渉に消極的になる
・黒ずんでくる(色素沈着)

小陰唇肥大の治療

残念ながら薬物療法やセルフケアで小陰唇肥大を改善することは困難です。小陰唇肥大の治療は、小陰唇縮小術(婦人科形成術)です。ヒダの一部を切除および縫合し、形を整えます。小陰唇が小さくなることによって見た目を改善するだけでなく、日常生活の不快感を改善し、コンプレックスの解消も期待できます。

当院では各種の婦人科手術に熟達した産婦人科専門医が手術を行います。正しい解剖学的知識に基づき、機能上必要と考えられる部位の切除は行いません。局所麻酔による外来日帰り手術で、日常生活への影響や負荷を少なくすることが可能です。詳しくは当院を受診の上、お気軽にご相談ください。なお小陰唇縮小術(婦人科形成術)は自由診療となります。

 

文責 小宮山瑞香
こみやまレディースクリニックあざみ野院長

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