横浜市頸がん検診「HPV検査」についてご存じですか?(HPV検診)|こみやまレディースクリニックあざみ野|青葉区・女性医師の産婦人科

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コラム

横浜市頸がん検診「HPV検査」についてご存じですか?(HPV検診)|こみやまレディースクリニックあざみ野|青葉区・女性医師の産婦人科

横浜市頸がん検診「HPV検査」についてご存じですか?(HPV検診)

当院は子宮頸がん検診の「細胞診」と「HPV検査」のどちらも実施しています

子宮頸がん検診には従来の「細胞診」と、新しい「HPV検査(HPV検診)」の2種類があります。横浜市では2025年(令和7年)より30歳~60歳の方に対する公費助成の子宮頸がん検診が、従来の細胞診ではなく「HPV検査」に変わりました。一方で、20歳~29歳の方と61歳以上の方は、従来通りに「細胞診」を行います。今回はHPV検査(HPV検診)について概説します。

子宮頸がんとHPV

ヒトパピローマウイルス(HPV)は人の皮膚や粘膜に感染するDNAウイルスで、現在約300種類ほど存在することが知られています。このなかで発がん性を持つ一部のウイルスをハイリスク型HPVと呼びます。HPVは性行為によってパートナーに感染します。子宮頸がんの原因は、ハイリスク型ヒトパピローマウイルス(HPV)の子宮頸部への持続感染です。ハイリスク型のHPVに長期間感染することによって、子宮頸部異形成(前がん病変)が発生し、時間とともに子宮頸がんに変化していくのです。よって子宮頸部にHPVが感染しているかどうかを調べることによって、子宮頸がんのリスクを見極めようというのが、「HPV検診」のコンセプトです。

HPV検査(HPV検診)の方法

HPV検査の方法は、従来の細胞診の方法と全く変わりません。子宮頸部(子宮の入口)の部分を専用のブラシで軽く擦り、細胞を採取(液状検体)、その細胞にHPVが感染しているかどうか調べます。内診台で器具を挿入し、細胞を採取する時間はわずか1分程度です。ちょっと恥ずかしい検査ですが、非常に短時間に済むことが大きな特徴です。

HPV検査の結果と意義

検査結果は2週間後にわかります。当院では結果を対面で説明します。
 結果により、以下のように対応します。HPVが陽性のときのみ、続いて細胞診が実施されます。液状検体として採取された細胞がそのまま細胞診に使用されるので、追加の採取は必要ありません。

HPV陰性 細胞診は行いません 子宮頸がんの心配なし(5年後にHPV検査)
HPV陽性 細胞診が陰性 要注意(1年後にHPV検査
HPV陽性 細胞診も陽性 ただちに精密検査(コルポスコピー)

 

当院は子宮頸がんの精密検査の実施医療機関です

精密検査の方法は、コルポスコピー(コルポ検査)および組織診/生検(病理検査)です。一般に検診やHPV検査で異常があった場合は、高次施設に紹介となり、そちらで精密検査となる場合が多いのですが、当院は横浜市に認定された子宮頸がん精密検査実施医療機関です。婦人科がん専門医(婦人科腫瘍専門医かつ細胞診専門医)による質の高い精密検査を速やかに受けることができます。つまりがん検診から精密検査まで1カ所で済ませられるのです。さらに当院では子宮頸部異形成(前がん病変)に対する日帰りレーザー治療(子宮頸部レーザー蒸散術)も行っており、「検診→精密検査→治療」まで一貫して行うことができます

子宮頸がん検診は当院にお越しください

当院では予約・予約外に関わらず、子宮頸がん検診を実施しています。お気軽にお越しください。予約外の場合は、待ち時間が生じる場合がありますので、時間に余裕を持ってお越しください。
 またがん検診と併せて、子宮や卵巣のチェック(子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫などの疾患のチェック)や、おりもの検査も行うことができます。この機会に他の婦人科疾患や日頃の心配事をチェックすることをお奨めします(保険診療となる場合があります)。

子宮頸がん検診を受ける際の注意点

・生理中は避けてください。
・検査後は少量の出血がありますが、心配はありません。
・横浜市の検診を希望される場合は、以下をご持参ください。
 1. HPV検査のご案内
  (受診券バーコードシール)
 2. 本人確認書類(マイナ保険証等)
・症状や疾患がある場合は、保険診療となります。この場合は受診券バーコードシールは使用できません。
・受診券バーコードシールを紛失した場合は、横浜市の電子申請フォームまたは横浜市けんしん専用ダイヤル(045-664-2606)で再発行を申請できます。
・20歳~29歳の方、60歳以上の方は、従来の「細胞診」を行います。
・HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)を接種済みでも、がん検診は必ず受けて下さい。
・横浜市頸がん検診の自己負担の費用は以下の通りです。

・支払方法は現金、キャッシュレス決済、いずれにも対応しています。
・横浜市以外の自治体のがん検診には対応していません。
・職域健診(会社の健康診断)の頸がん検診には対応していますので、ご相談ください。

なお当院Webサイト内の関連する下記のページをクリックの上、ご参照ください。

子宮頸がん検診から精密検査の流れ ☞

子宮頸がん・子宮頸部異形成とは? ☞

子宮頸部異形成に対するレーザー治療 ☞

 

文責 小宮山慎一

こみやまレディースクリニックあざみ野副院長
東邦大学医学部産科婦人科学客員教授
医学博士

 

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